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中学になって
「分数・小数の計算ができない」
「九九があやふやだ」
「基本的な漢字がかけない」
というお子さんが割と多くおられます。
このような場合、
中学で、
もう一度、小学校に戻って勉強しなおさなければなりません。
Q. ところで、中学で小学校の復習ができるでしょうか?
中学に入ると、
学校の宿題が多く
また、部活も夕方遅くまであり、
時間的になかなか小学校の復習まで手が回りません。
だいたいが,分からないまま中学を過ごしてしまいます。
ところで、
「小学生はまだ子どもだから、
そんなに勉強しなくてよい。遊ばせておけばいい。」
「中学になってから本格的に勉強すればいい。」
という保護者の方もおられます。
なるほど一理あると思います。
しかし、考えてみてください。
Q. 小学生だからといって
本人の自覚にまかせて自由にしておいたら
どうなるでしょうか?
自分で進んで勉強するでしょうか。
自分から宿題をしっかり調べ理解してやるでしょうか。
だいたいのお子さんが無理です。
自分で勉強時間をきめてやることはないでしょう。
宿題もいい加減にただやる
という感じになってしまうのではないでしょうか。
さらに、もっと重大な問題が生じます。
Q. 小学校のときに
勉強時間がほとんどゼロのお子さんに、
「中学になったからしっかり勉強しなさい」
といって勉強をするでしょうか?
しません。
小学校のとき
1時間も椅子に座って勉強したことがない子に、
中学になったからといって、
急に1時間座らせて勉強させることは、
本人にとって
「経験したことのない苦痛」
でしかありえません。
耐えることは難しいでしょう。
中学生になると自我に目覚めてきますから、
注意しても反抗するだけです。
このまま中学になったらと思うと心配です。
やはり最低限の学力がつくように、
また、勉強クセをつけさせるために、
小学生の内に、
親はある程度口をはさむべきです。
Q. 中学生になって、
決まった時間、
勉強させるためには
どうしたらいいのでしょうか。
小学校のうちから
勉強する習慣をつけさせることです。
小学生の内はまだ親のいうことをききます。
この時期に勉強する習慣をつけさせることです。
時間をきめて、
3年生は1日30分
4年生は1日40分
5年生は1日50分
6年生は1日60分
というふうに
学年が上がるごとに
少しずつ勉強する時間を長くし、
忍耐力をつけさせていくことです。
小学生の内に「勉強クセ」をつけさせることがポイントです。
中学になると思春期に入るため、
小学生のように親の思いどおりにはいきません。
誰でも通る道だと思います。
この難しい時期をうまく乗り越えさせるためには
小学生のときの指導が大切です。
現在でなく、
先の中学になったときのことを考え、
勉強クセ・学習法・しつけ・思いやりを
教えていく必要があります。